2024.05.09

世界的フードテックスタートアップコンペティション「CULINARY ACTION ON THE ROAD BY BCC GRAND FINALE 2024 @BASQUE」セッション

■テーマ
「CULINARY ACTION ON THE ROAD BY BCC GRAND FINALE 2024 @BASQUE」

 

■セッション概要
世界で一番ミシュランの星が多い都市は東京、しかし人口当たりで一番多いのはスペイン・バスク州にあるサンセバスチャン。いまや美食の街と言えばサンセバスチャンとして、世界に名をとどろかせる人口18万人の街です。

 

地中海に面して海も山も素材が豊富、フレンチの伝統継承からの脱却としてのヌーベルクイジーン、そして小都市ゆえの生き残り戦略としてのレシピの共有化、女性禁制の男性だけによる会員制コミュニティキッチン「美食倶楽部」など、様々な理由がありますが、実はその中核として価値を生み出しているのが、2011年に誕生したBasque Culinary Centerという4年制大学です。

 

シェフとしての技術だけでなく、生産者や環境、観光など食を全方位でとらえた視野の広さを育成し、今や世界を代表するレストランに限らず、未来の食企業などに人材を多く輩出しています。更に、修士・博士課程では、科学者・食企業・スタートアップとの共創を加速し、イノベーションを生み出してます。

 

そんなBasque Culinary Centerが世界5大陸で実施するフードテックスタートアップコンペティションがCulinary Action on the Road by BCCです。Tokyo Food Instituteが2023年から共催し、今年も2回目の日本代表をグランドファイナルに送りました。

 

4月15日に開催される大会での世界の他地域の代表の様子をはじめ、世界のフードテックについて、Basque Culinary Centerで起業家担当のAnder Lopez氏をお迎えしてお話を伺います。また、今回の日本代表OISSYの鈴木隆一氏からもその様子と、副賞としてのBCCネットワークから受けられるメンターリングセッションなどの展望についてもお話頂きます。

 

 

■登壇者(敬称略)

ANDER LÓPEZ DELGADO
ENTREPRENEURSHIP MANAGER – BASQUE CULINARY CENTER

 

鈴木 隆一氏
OISSY株式会社 代表取締役社長

 

Rocky Sawara
TFI 事務局長

 

セッションの様子は下記より動画をご覧いただけます。

プロフィール
沢田 明大
Rocky SAWADA
東京建物 まちづくり推進部FOOD & イノベーションシティ推進室 室長

北海道帯広市出身。慶応義塾大学環境情報学部卒業後、東京建物株式会社にて、住宅事業、米国駐在を経て、国内外不動産クロスボーダー取引を担当。2021年より、サステナブルのその先“リジェネラティブ”な社会を東京から実現するため、FOODを軸とした共創とイノベーション創出をサポート。2024年には、スペインBasque Culinary CenterのGastronomy Open Ecosystemの海外初拠点として、東京八重洲にGastronomy InnovationCampus Tokyoを開設。

鈴木 隆一
Ryuichi SUZUKI
OISSY株式会社・代表取締役社長。慶應義塾大学院理工学研究科修士課程修了。在学中よりシステム開発の受託などを行いながら慶應義塾大学SFC研究所研究員も兼務。慶應義塾大学共同研究員・特任講師を歴任。AI搭載「味覚センサーレオ」を開発して、OISSY株式会社を設立。著書に「日本人の味覚は世界一」「味覚力を鍛えれば病気にならない」など。「世界一受けたい授業」「ガイアの夜明け」などにも出演。味覚の受託分析や食べ物の相性研究を実施している。
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